この記事では、4.0で新規実装されるジョブ「赤魔道士」の仕組みについて解説します。

 

赤魔道士の基本概念

ホワイトマナ・ブラックマナ(第三のリソース)

 赤魔道士は既存のリソースであるMP・TPとは別に、二つのマナ(第三のリソース)を有しています。戦士の「インナービースト」やナイトの「忠義」、暗黒騎士の「ブラックブラッド」、侍の「剣気」がこれ(第三のリソース)に該当します。

 さて、この第三のリソースである二つのマナは、特定の魔法を使用することで蓄積します。ホワイトマナを蓄積するのは「ヴァルエアロ」「ヴァルストーン」「ヴァルホーリー」の白魔法系統に属するもの、ブラックマナを蓄積するのは「ヴァルサンダー」「ヴァルファイア」「ヴァルフレア」の黒魔法系統に属するもので、赤魔法系統に属する「ジョルト」「ジョルラ」「スキャッター」「インパクト」はホワイトマナとブラックマナの両方を蓄積します。

 これらの魔法は、近接系ジョブで言うコンボのような関係を持ちます。例えば「ヴァルストーン」を使用するためには「ヴァルエアロ」使用時に確率で発生するProc(追加効果)が必要です。同様に、「ヴァルファイア」を使用するためには「ヴァルサンダー」使用時に確率で発生するProcが必要です。

 また、「インパクト」の使用には「ジョルラ」の使用時に発生するProcが必要ですが、これはヴァル系と異なり「確定で」発生します。

 

連続魔

 「どんなに短くとも詠唱時間が存在する」のであれば、赤魔道士の特性「連続魔」は必ず発動し、次の魔法の詠唱時間を0にします。

 

連続魔を上手く使う

 しかし、コンボの起点になる「ヴァルエアロ」と「ヴァルサンダー」はキャストが非常に長い魔法であるため、そのまま使用することは推奨されません。

 ですから、詠唱時間の短い(GCDと同じか、あるいはGCDより短い)魔法――例えば「ジョルト」「ジョルラ」「インパクト」など――を前もって使用し、発生した連続魔を用いて(本来)詠唱の長い「ヴァルエアロ」「ヴァルサンダー」を無詠唱にし、この問題をクリアします。

 

 「どんなに短くとも詠唱時間が存在すればいい」ので、つまり「ヴァルケアル」でも連続魔が発動します。

 戦闘前に「ヴァルケアル」で連続魔を待機状態に(付与された状態)しておけば、初手を「ジョルラ」ではなく、「ヴァルエアロ」「ヴァルサンダー」のどちらかにすることもできます。

 

赤魔道士のスキルローテーションを組み立てるために

 「ヴァルエアロ」→「ヴァルストーン」

 「ヴァルサンダー」→「ヴァルファイア」

 上記の魔法がコンボのような関係になっていることは既に説明しました。

 そして「ヴァルエアロ」「ヴァルサンダー」は詠唱時間が長く、その問題は「ジョルラ」等により発生した連続魔を用いて解決することも説明しました。

 では、これらの前提から導くことの出来るスキル順は、

ジョルラ +連続魔
ヴァルエアロ -連続魔
ヴァルストーン +連続魔

 あるいは、

ジョルラ +連続魔
ヴァルサンダー -連続魔
ヴァルファイア +連続魔

 ですね。

 「ヴァルストーン」「ヴァルファイア」の詠唱時間は短く、「ジョルラ」などと同じ――次の「ヴァルエアロ」「ヴァルサンダー」に連続魔を提供する――役割を担います。

 つまり、「ヴァルストーン」「ヴァルファイア」で発生した連続魔を用いて、再度「ヴァルエアロ」「ヴァルサンダー」を無詠唱にし――と、

詠唱(短) 連続魔:発生
詠唱(長) 連続魔:使用
詠唱(短) 連続魔:発生
詠唱(長) 連続魔:使用
詠唱(短) 連続魔:発生
詠唱(長) 連続魔:使用

 これをひたすら繰り返していきます。

 

でも、Procは必ずしも発生するとは限らない

 残念ながら「ヴァルエアロ」使用時に「ヴァルストーン」使用のためのProcが発生する確率は50%です。これは「ヴァルサンダー」と「ヴァルファイア」でも同様です。

  ジョルラ +連続魔
  ヴァルエアロ -連続魔
50%の確率で発生しない→ ヴァルストーン +連続魔

 なので、Procが発生しなかった場合、ここを「ジョルラ」などに置き換える必要があります。

詠唱(長) 連続魔:使用
詠唱(長) ←連続魔が無い!

 こうなってしまうからですね。

 

厳密にはコンボではない

 「ジョルラ」→「インパクト」

 「ヴァルエアロ」→「ヴァルストーン」

 「ヴァルサンダー」→「ヴァルファイア」

 上記の魔法はコンボのような関係になっていると説明しましたが、厳密に言えば「コンボではない」のです。

 「インパクト」「ヴァルストーン」「ヴァルサンダー」の使用可否はProcで管理されているため、Procさえ保持していれば(有効効果時間内であれば)、この間に何を挟んでも問題ないのです。

ジョルラ +インパクトProc、+連続魔
ヴァルエアロ +ヴァルストーンProc、-連続魔
ヴァルストーン -ヴァルストーンProc、+連続魔
ヴァルサンダー -連続魔、Proc非発生
インパクト -インパクトProc、+連続魔
ヴァルサンダー +ヴァルファイアProc、-連続魔
ヴァルファイア -ヴァルファイアProc、+連続魔

 「ジョルラ」と「インパクト」の間にヴァル系魔法が多々挟まっていても大丈夫、というわけです。

 

魔法剣コンボ

 「エンリポスト」→「エンツヴェルクハウ」→「エンルドゥブルマン」

 この流れはちゃんとした(Proc管理などではない)コンボです。間に別の魔法を挟むこともできません。

 ホワイトマナ・ブラックマナがそれぞれ80以上ある場合だけ完全に成立するコンボで、80以下の場合は途中で「エン」が消え、単なる近接コンボになります。

 正確には「エンルドゥブルマン」の後に「ヴァルホーリー」もしくは「ヴァルフレア」が続き、発生したProcにより「ヴァルストーン」「ヴァルファイア」を使用するまでが魔法剣コンボの流れになります。

 「ヴァルホーリー」「ヴァルフレア」は、赤魔道士のスキルの中で最も高い威力値を有しており、「エンルドゥブルマン」もその次に高い威力値を有しています。つまり、この一連の流れの終盤部分が赤魔道士にとってのバーストダメージとなります。

エンリポスト

ここまでがコンボ

エンツヴェルクハウ
エンルドゥブルマン
ヴァルホーリー(ヴァルフレア)
ヴァルストーン(ヴァルファイア) これはProc管理 +連続魔

 この魔法剣コンボを開始する際、ホワイトマナとブラックマナが「同値でない」ことを確認しましょう。

 「ヴァルホーリー」「ヴァルフレア」は残存マナ量がもう片方と比べて低い場合にのみ追加効果の発生確率を100%にするため、同値ではその恩恵をうけることができないのです。

 その後の「ヴァルストーン」「ヴァルファイア」までの流れが確定するかしないかに影響するので、魔法剣コンボは必ずホワイトマナとブラックマナに1以上の差がある状態で開始しなければいけません。

 

アビリティ

 赤魔道士には直接ダメージを出すアビリティが4つと、ダメージアップアビリティ「エンボルデン」による魔法ダメージ上昇(パーティメンバーに対しては物理ダメージ上昇)があります。

アビリティ名 威力 対象 属性 リキャスト
フレッシュ 420 単体 魔法 25秒
コントルシクスト 300 範囲 魔法 45秒
コル・ア・コル 130 単体 物理 40秒
デプラスマン 130 単位 物理 35秒

 これらのうち、ダメージアップアビリティ「エンボルデン」の効果を受けるのは魔法ダメージ判定の「フレッシュ」と「コントルシクスト」です。

 可能な限り、この2つのアビリティはエンボルデンの効果中に使いたいところです。それも、エンボルデンの最初の効果減衰が起きる前、つまりエンボルデン開始から4秒以内に使えればベストでしょう。

 「コル・ア・コル」と「デプラスマン」は魔法剣コンボと合わせて使えと言わんばかりのものですし、まあそれに従って使うのが一番安牌でしょう。

 「フレッシュ」「コントルシクスト」はリキャスト毎に使いつつ、「エンボルデン」に合わせるのが理想となります。

 

マナの増加量を比較する

 極端な例ですが、Proc発生率0%と100%の場合のマナ増加量を比較してみます。

 両マナが100に到達した時点での時間差は8秒、80に到達した時点では7秒程度の差があります。しかし、実際に発生率が0%になることはあり得ないので(アクセラレーションがあるため)、実戦における差はこれより小さくなるでしょう。

 ですが、魔法剣コンボを開始するタイミングが運の要素によって変動してしまうことは間違いなく、よって、「スキルローテーション内のアビリティ配置を、魔法剣コンボに合わせた上で固定化する」のは不可能と言えます。

 

実際にスキルローテーションを考えてみよう

 では、上記のことを踏まえ、スキルローテーションを考えてみましょう。

 赤魔道士の中で最も高い威力値を誇る「ヴァルホーリー」「ヴァルフレア」は、魔法剣コンボからでないと使用できません。ということは、魔法剣コンボをより多く使用すればするほど火力が高くなると考えられます。

 また、魔法剣コンボの終盤が最も秒間威力値の高い部分であることから、割合でダメージを上昇させる「エンボルデン」もこの部分に適用するのが理想でしょう。

詠唱(短) 連続魔:発生
詠唱(長) 連続魔:使用
詠唱(短) 連続魔:発生
詠唱(長) 連続魔:使用
詠唱(短) 連続魔:発生
詠唱(長) 連続魔:使用

 基本構成は以上の通りで、あとは魔法のグループ分けですが

詠唱(短) 詠唱(長) 詠唱(無)
ジョルト ヴァルエアロ (エン)リポスト
ジョルラ ヴァルサンダー (エン)ツヴェルクハウ
インパクト   (エン)ルドゥブルマン
スキャッター   (エン)ムーリネ
ヴァルストーン   ヴァルホーリー
ヴァルファイア   ヴァルフレア

 こうです。

 マナバランスが80を超えるまで「短→長→短→長」をひたすら繰り返し、超えたら「詠唱(無)」グループの出番。実に単純ですが、「詠唱(短)」グループから「ヴァルストーン」「ヴァルファイア」「ジョルラ」「インパクト」のどれを選ぶことになるかと言えば、その時その時のProc発生状況次第です。

 ですから、スキルローテーションは大枠まで定められるものの、「その枠に何を入れるのが最善手なのか」は直前にならなければ確定しません。(アクセラレーションなどでProcを確定させるなら、話は別ですが)

 

実際のスキルローテーション例

 まずは下記リンク先のGoogleSpreadsheetでスキルローテーションを確認してください。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/14kwk99W-_ibW-YjWDibeGw0U8wQLmgcO_T-R9lVgbcs/edit?usp=sharing

 これはあくまで例ですが、Procの発生をおおよそ5割程度として構築したスキルローテーションです。

 エンボルデン1回の効果中に魔法剣コンボを2回、正確には「エンルドゥブルマン」と「ヴァルホーリー」「ヴァルフレア」がそれぞれ2回ずつ収まるようになっているスキルローテーションと、普通にエンボルデン1回の効果中に魔法剣コンボ1回のスキルローテーションを記載してあります。

 個人的にはエンボルデン1回の効果中に魔法剣コンボを2回収めるスキルローテーションが好みではあります。

 


 

 以上でこの記事を終わります。多少の参考になれば幸いです。