赤魔道士、概要

 ダメージディーラーではあるものの、サポートに重点を置いたスキル構成になっているジョブ。メインステータスはINT。パッシブスキルの連続魔により一度の詠唱で魔法を二度使えるため、キャスターロールとしては最高の機動力を有する。

 

ダメージ評価

 単独与ダメージだけを比較した場合、全キャスター中で最低。ダメージ特化の黒魔道士とは最大15%程度の差がある。ただし、これは棒立ち状態の黒魔道士と比較した場合である。

 実戦時のダメージ低下率(AoE回避を始めとするギミック処理によるダメージ低下)は非常に低く、木人相手と然程変わらないダメージを出すことができる。また、エンボルデンでパーティメンバーの物理ダメージを底上げできるため、自身の単独与ダメージの低さは充分にカバー可能である。

 

サポート評価

 全キャスター中で最高、圧倒的なサポート性能を有する。

 ヴァルケアルはINT参照型の回復魔法であり、キャスターらしからぬ回復量を誇る。さすがに範囲回復能力は持たないが、単体回復ならば一時的な代替ヒーラーとして活動できる。

 蘇生魔法のヴァルレイズは他の蘇生魔法と同様に長い詠唱時間を必要とするが、パッシブスキルの連続魔を利用することで即時使用が可能である。

 

サブステータス関連

 ダイレクトヒットとクリティカルを中心に積んでいくのが主流である。

 GCDから独立したダメージソースが複数あり(フレッシュや魔法剣など)、さらにDoTダメージも無いため、他のキャスターよりスペルスピードの影響が小さい。また、コル・ア・コルとデプラスマンのクールダウンも、スペルスピードを積まない状態でちょうど魔法剣コンボと噛み合うように設計されている。よって、赤魔道士におけるスペルスピードの優先度は低い。

 

習熟に関して

 ダメージディーラー(DPSロール)に分類されるジョブでは、一般的に、習熟度合いに比例してダメージ量も増加していく。これは赤魔道士でも同じではあるものの、そもそもダメージ量の上限が低く、それでいて扱いやすいためにスタートラインが高めになることから、その差は極めて小さい。

 習熟とともに余裕が生まれ、パーティ全体の状況を見渡せるようになったとして、通常のダメージディーラー(DPSロール)ジョブでは状況を把握できるだけで終わってしまうことが多い。例えば誰かがミスをして大ダメージを受けたとしても、それを回復することはできない。

 しかし、ヒーラー並の単体回復力を持つ赤魔道士であれば、そのダメージを即座に回復し、事故を防ぐことも可能である。

 ダメージだけを見れば深みがないと思われるかもしれないが、赤魔道士はダメージを出しつつパーティをサポートしていくジョブであり、できることの幅は他のジョブより圧倒的に広い。そもそも赤魔道士とは器用貧乏広く浅くが特徴のジョブなのだから。

 

総評

 DoT系スキルも無く、「マナを積み上げて魔法剣コンボへ繋いでいくだけ」の単純明快なスキルセット、加えて優れた機動力によりギミック処理も簡単で、まさに万人受けするジョブと言える。

 しかし、こうも簡単となると、自身単体で出せるダメージに制限が設けられるのも当然のこと。さらにサポート系キャスターということもあり、ダメージは低めに抑えられている。こればかりは仕方のないことだろう。

 

おわりに

 ファイナルファンタジーシリーズの赤魔道士と言えば、白魔法と黒魔法を中途半端に使え、魔法使いでありながら剣を持ち――まあとにかく、何でも屋といった印象のジョブだったと記憶している。序盤は重宝されつつも、終盤には微妙扱いされる……。

 レイド攻略初期はサポート能力の高さから重宝されるも、安定してしまえば事故も減り――XIVの赤魔道士も大変FFらしい設計の赤魔道士だと思う。本当に。本当に。